「サンタ」さんに聞く! 

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秋田県内の大学生を中心にサンタクロースになる活動をしている「チャリティーサンタ秋 田支部」が 2013 年から活動を始めて、8 年目を迎えました。

今回、市民交流サロンの「ミーティングスペース」で打合せをしているチャリティーサンタ 秋田支部代表の本田和也さんに、活動の内容や成果等をインタビューしました。

ーどんな活動をしているの。

我々はクリスマスイヴの夜にサンタクロースになり、子どもたちにプレゼントとメッセ ージを届ける活動をしています。

―もう少し詳しく。

サンタクロースの訪問をご依頼いただいたご家庭には、子どもに対するプレゼントとチ ャリティー金 3,000 円、子どもに伝えて欲しいメッセージ(今年頑張ったことや来年頑張 ってほしいこと)を用意していただきます。このメッセージを当日サンタクロースになる ボランティアさんがご家庭に訪問し子どもに接する際に、本物のサンタさんとしてその メッセージを伝えます。

―ほかの活動は。

年間を通して、このイヴに向けての準備や、福島の子ども達への支援活動、海外の学校
に行けない子ども達への支援など、子ども達のために活動を行なっています。

―本田さんが活動に参加したいきさつは。

大学に貼られていたチラシがきっかけです。「あなたもサンタになってみませんか?」と いうキーワードにとても惹かれたことを覚えています。

―その時の気持は。

「サンタになれるの?」というワクワクとハテナを兼ね合わせた気持ちでした。その気持ちのまま、すぐに団体の説明会に参加してみました。すると子どもの笑顔、夢、将来のために活動している団体だということを知りました。何より「子ども第一主義」という子どもを中心におく理念に共感しました。自分自身、子どものことが大好きで、何か子どもたちにできることはないかと考えていた時期だったので、即座に活動に加わることを決意 しました。

―クリスマスイヴの様子は。

2019 年のクリスマスイヴでは、ご家庭からのご依頼が 40 件弱、ボランティアの参加者 は 50 名程度集まり活動を行いました。 1 家庭あたりの訪問時間は 10〜20 分程度ですが、子どもはもちろん、保護者の方やボラ ンティアのサンタさんにとってもとても特別な時間となりました。

―「サンタ」さんを迎えた子どもさんは。

子どもたちの様子は、元気いっぱいな子やドキドキしすぎて固まってしまう子、泣き出してしまう子もいました。しかし、ボランティアさんにサンタの気持ちを大切にすることを心がけてもらったことで、少しずつ子どもと距離を縮め、会話を通して笑顔を作ってもら うことで大切な思い出ができたと思います。

―家族・ボランティアさんは。

特別な思い出ができたと喜んでいただけました。ご家庭だけでなく、ボランティアさん にとっても良い思い出になったとのことでした。 「届けたもの以上に貰えたものが大きかった。」 これは、ボランティアさんのほとんどが口にすることです。もちろんサンタさんがプレ ゼントを頂いたわけではありません。 実感したい人は是非当日ボランティアになってほしいです!

―今後の課題は。

継続する年間スタッフが少ないことです。現在のメンバーはほとんどが学生であるため、卒業などをきっかけに団体を脱退してしまい、継続するスタッフがいません。社会人の方 も年間スタッフに巻き込みたいと考えています。

―やりたいことは。

秋田の全ての子どもたちにサンタクロースとの思い出を届けたいです。サンタクロース と直接お話ができる特別な体験をどんどん広めていきたいです。

―スタッフ募集中。

僕らの活動では「子ども第一主義」という理念に則って活動をしています。子どもを軸に活動をしますが、その周りの保護者やボランティアさん、年間スタッフなど関わる誰もが幸せになれるようにという思いです。一人一人が力を発揮し、みんながたのしく活動できる場を提供しています。学生はもちろん、社会人のみなさんも一緒に活動してみませんか。
『あなたも誰かのサンタクロース』 いつでも募集しています!
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連絡先・担当
 チャリティーサンタ秋田支部代表 本田和也 e-mail:akita@vol.charity-santa.com

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令和 2 年 2 月 16 日

(聞き手=市民交流サロン市民活動支援アドバイザー高橋)